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intel 第12世代CPUについて

 パーソナルコンピューターの中枢で「頭脳」であり「心臓」でもあるCPU(中央処理装置)は、PC本体の性能や価格を左右する最重要パーツ。

大学生協の新入生PC協同購入では、最低でも卒業まで十分な性能を発揮し、買い換ずに使えるよう、現時点で最新の仕様を選定しています。

2022年2月にIntel(インテル)がリリースした最新の第12世代ノートPC向けCPU「Alder Lake」は、それ以前と大きく設計が変わりました。従来同じ処理能力の演算コアを複数並立していましたが、12世代は処理性能を重視する「パフォーマンスコア(Pコア)」省電力性を重視する「高効率コア(Eコア)」を組み合わせる設計を採用。これによって、消費電力を抑えながらより高い処理性能を実現しています。

第12世代インテル® Core™ プロセッサーのすごさをわかりやすく解説してみた

(GIZMODE JAPAN 2022.6.17)

 

 

 

それ以外にも最新のテクノロジーがチップレベルで搭載されており、これまでのノートPCの常識を覆す可能性を持っています。

 

Thunderbolt 4(USB4)

これまでPCと周辺機器の接続に幅広く使われてきたUSB(ユニバーサル・シリアル・バス)の最新規格になります。もちろん最新規格は下位互換なので、これまで使われてきた様々なUSB機器にも対応出来ますが、コネクタの形状が従来のタイプA・Bから裏表の区別が無いタイプCに変わっています。

Thunderbolt(サンダーボルト)とは、IntelとAppleが共同開発した伝送ポート規格で、USBよりも高速なデータ伝送を目的に造られ、Macコンピューターや、デジタル映像・音楽といった大容量データを扱う機器との間で使われてきました。

開発当初はUSBとは別な規格でしたが、第3世代のThunderbolt3からは、コネクターもUSBタイプC形状になりUSB規格も内包する形となり、周辺機器からPCへの充電やPCから周辺機器への電力供給もサポートする規格になりました。

2020年1月に、USB4を完全にサポートするThunderbolt4として刷新されました。

最大の特徴は、そのデーター転送速度。現在多くのPCが標準搭載しているUSB3.0は5Gb/秒でしたが、Thundebolt4では8倍の40Gb/秒にもなります。大容量の動画ファイルも高速で伝送可能です。

高速転送できるということは、例えると「従来より道幅の広い道路」になっているので、様々な機器の異なるプロトコルの同時通信をケーブル1本で出来る上に、ノートPCの充電まで同時に行えるものになっています。また、映像信号も高速で伝送できるためUSB-C対応ディスプレイやDisplayPort接続の外部ディスプレイへの画像出力も可能になります。

PCからサンダーボルトケーブル1本の接続だけで、PCを充電しながら新旧様々な周辺機器を同時に使えるドッキングステーションもあります。

OCW社製 Thunderbolt4 Doc

 

さらにThundebolt4は、PCの頭脳であるCPUに直結したPCIバスに接続しているので、従来ならタワー型デスクトップPCのPCIスロットへの取り付けしか出来なかったPCIデバイスをノートPCにThunderboltを介して外付けで利用する事が可能になります。

 

AKiTiO社製 Thunder3 PCIe Box 拡張シャーシ

 

例えば、コンピューターグラフィック製作eスポーツ・ゲーミングなど、高いグラフィック性能を必要とする場合に使われるGPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)など、従来ノートPCでは使えなかったものを、予算に合わせて選びThunderbolt対応ボックスにセットして利用することが可能になります。Thunderboltの搭載によって、ノートPCのグラフィック能力をタワー型デスクトップPC並まで引き上げる事も出来るようになりました。Thunderbolt4が今後発売されるPCに標準装備されることで、今後はThunderbolt4・USB4対応周辺機器が多数登場することが見込まれます。

 

 ※生協の提案モデルでは、古いタイプのUSB機器も変換無しで接続出来るよう、従来型のType A USBポートも搭載しています。

 

無線LANの最新規格 Wi-Fi 6

最新のスマホやタブレット・ノートPCで対応が始まっている無線LANの最新規格「Wi-Fi6」(IEEE802.11ax)もCPUレベルでサポートされています。昨今発売の無線LAN製品(ルーター含む)では標準となります。

もちろんアクセスポイントが対応している事が前提ですが、従来の無線LAN(IEEE802.11ac)の2倍近い通信速度でWiFiが利用出来ます。もちろんこれも下位互換なので、古い規格のWiFiにも問題無く接続出来ます。

Wi-Fi6とは?
(株式会社バッファロー サイトへ)

 

Intel Iris Xeグラフィックス

 

Intel第12世代CPUは、前述の外付けGPUを使わなくとも、CPU内蔵のiRIS Xe(アイリス・エックス・イー)グラフィックスを搭載し高いグラフィック性能を持っています(*Core i7・i5のみ, i3はUHD Graphics)。ノートPCから最大2台の4Kディスプレイや1台の8Kディスプレイへの映像出力も可能になりました。高いグラフィック性能が求められるゲーミングでも、これまでモバイルノートPCでは難しかったようなAAAタイトルも、1080p解像度でプレイ出来ます。この点も大きな進化ポイントです。また、このプロセッサーはAi(人工知能)に関しても大きな役割を発揮します。

 

AI(人工知能)への対応

社会的に重要性が高まっているAI(人工知能)。これを学び、使いこなす人材が求められています。最新12世代CPUでは、AIに必須のDeep Learning(機械学習・推論処理)を高速化する「インテルDLブースト」など複数の技術が盛り込まれています。

現在のスマート・スピーカーやポケット翻訳機などの AI製品は、ネットワークを介してサーバー側のプロセッサーがAI処理をしている物が多くなっていますが、今後は手元のクライアント・デバイス側で動作するAI(エッジAI)が増えてくると見られています。

すでにアドビ・フォトショップなどのメジャーなアプリケーションがこうしたエッジAI処理を実装しており、これから数年使うPCを選択する時、前世代CPUとの能力差は益々大きくなっていきます。

IntelCPUの世代交代は毎年のようにありますが、このように、今回の第12世代への交代はそれまでより、一段と大きなステップアップになっているのです。

 

※2023年1月にIntelは、第13世代RaptorLakeをリリースし、2月以降搭載製品が出荷されますが、第12世代との比較ではあまり大きな進化は無く、若干(0.1〜0.3)のクロックアップに留まっています。

比較表(Intelサイト)

 

「べつに最新で無くてもイイ」という人へ

特にPC使用経験が乏しい高校生活だった人は、こうした最新機能を「使えるかどうか分からない無駄なもの」と思うかも知れません。それでも、実際の大学生活の中ではPCの活用は不可欠なものなので、みんな徐々にスキルアップして行かざるを得ません。

IT技術は日々進歩しています。これから先、最低でも4年間は使い続ける事を考えると、今の時点の最新技術が、先々は必須のものになっている可能性は高いと言えます。そのとき新しいPCに買い換えるより、長期的に見て安上がりになる筈だと考えています。

実際に「生協の提案PCが高すぎると思って、安価なモデルを量販店で買ったけど、結局在学中に買い換える事になった」という学生をたくさん見てきました。

PCやネットワークに関する十分な知識や、トラブルにも対処できるスキルのある人もいるでしょう。そういう人は、もっと高性能なモデルを他店で選んだり、直販サイトで仕様のカスタマイズをするのも選択肢としてありだと考えています。その場合でも、このCPUの世代には注目して、後悔の無い選択をしましょう。

 

Dynabook RCX74

はなぜ大学生に向いているのか?


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